The Story Lab(ストーリー・ラボ)

_インテリア /2019

/ プロジェクトタイプ: オフィス
/ 所在地: マドリード
/ 写真: アルベルト・モンテアグード
/ 面積: 1300平方メートル

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The Story Lab (ストーリー・ラボ)のマドリードオフィスです。ニューヨークの60~80年代のモードをイメージしてデザインしました。デカダンスの空気の漂うあの頃。爆発的に開花したポップアート、ストリートアート、そして一世を風靡したアーティストのナイトライフ…、そういったモチーフを詰め込んだオフィスデザインをご紹介します。

フロアごとに個性が異なります。それぞれの部署のニーズに対応し機能を高めるデザインを施しました。編集、ポストプロダクション、撮影スタジオ、食堂、事務室……すべてに、20世紀のアートにおける転機となったアーティストの功績にインスパイアされたスペースを用意しました。

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1階: ナイトクラブ“ネルズ”

マンハッタンにあった伝説的ナイトクラブ、“ネルズ”は、当時絶大な人気を誇っていた“スタジオ54”への倦怠感や反骨精神から誕生したと言われています。やがて“ネルズ”はアンダーグラウンドカルチャーの中軸としての名声を獲得します。選び抜かれた上客が“ネルズ”に“ネルズ”らしさを色付けしていったおかげで、英国風パブを模したスタイルは過ぎゆく歳月とともに溶け込んで行きました。The Story Lab(ストーリー・ラボ)の新しい食堂のデザインで私たちが具現化したかったのはまさにこの趣です。

5階: バスキア

フロアのデザインはその材をバスキアの激しさ、色使い、率直でひたむきなセンスに求め、強く表現しました。パッションと底知れぬフラストレーションをバスキアという若者はノートの切れ端だろうが壁に打ち込まれたボードであろうがどんな物にでもかまわずぶつけました。精根をほとばしらせるバスキアは、ウォーホルのスタジオ“The Factory”に集う数多の芸術的天才の中でも紛れもなく最強の1人だったでしょうし、ある意味では“ファクトリー”の末期を象徴するアーティストでした。

6階: アンディ・ウォーホル

ウォーホルについては芸術の産業化という側面を強調しました。芸術作品を非神格化し卑近な存在として世界に見せてくれたアーティスト。他の誰の筆からも生まれることのなかった単色の魅力、そしてエルズワース・ケリーやフランク・ステラといった同時代のごく僅かな才能だけが辿り着くことのできた鮮烈な色彩。色とテクスチャーが際立って作用し3Dシルクスクリーンのような効果を発揮するこのフロアのデザインには、スタジオ“The Factory”の創設者であり、折衷主義的ニューヨークや70年代的デカダンスを見事に先取りし牽引したウォーホルの影響がくっきりと刻まれています。

7階:ヴェルヴェット・アンダーグラウンド

ロック、グラム、そして叙情詩…ニューヨークの地下鉄の陰影という装飾を身にまとったあれこれを一つにまとめることに成功したバンド。あの暗がりをインスピレーションの源として、このフロアのデザインに臨みました。ベルベットの手触り、地下鉄のガタついた車両…。そんなアイテムに囲まれていると、60・70年代を代表する偉大なバンドに導かれニューヨークのダークサイドに足を踏み入れたような気がします。

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